- 二重整形ってどんな手術?
- 二重整形は失敗する確率が高いの?
- 失敗確率は全体の何%くらい?
- 後遺症はどんな感じ?
- 後遺症が残る確率はどのくらい?
プチ整形の中でも希望者が多いことで人気の二重整形。美しくなりたいという思いで整形をするのですから、後悔の無い道を選びたいところですよね。
たとえ低い確率でも外科的処置に失敗はつきもの。運任せでないと前に進めない一面もありますが、以下を読んで手術に向けて勇気を持っていただけたらと思います。
どのような手術を行うのか、そして失敗する確率はどのくらいなのかを調べてみました。
二重整形ってどんな手術?
二重整形は人気の整形手術です。
手術時間も短く、料金も整形の中ではお安め。その割には整形後の顔の変化が著しく、成功すればとても大きな満足感を得ることができます。
正確な統計はないのですが、整形外科の医師によると、日本人の約7割は生まれつき、一重まぶただということです。約3割が二重まぶたという事ですが、この3割は日本以外の民族後によるものだという説もあります。
グローバル化が進み、世界中の美の基準が統一されつつある現代、まぶたの開きでは大きく後れを取ってしまっているのが日本人。なんせ生まれつき一重まぶたというハンデをしょっているのですからね。

一重まぶたも魅力的ですが、目を大きく魅せたいと願う女性が多いのは事実。
二重整形の方法
そこで一重まぶたを二重に整形する方法を調べてみました。
髪の毛よりも細い糸をまぶたに縫い付けて皮膚内に埋没させて二重を作る方法。
埋没させる糸の位置に不満があったら、やり直すことも可能です。
二重整形と聞いて最初に思い浮かべるのは、埋没法という手術方法です。
糸という異物を常に体に装着させることに抵抗を感じる人も多いのですが、手術時間も短く、手軽にできる埋没法は人気です。
自分の顔にぴったりの範囲で、二重まぶたの厚さを決めることもできますよね。
本格的な外科手術をほどこすのがこの切開方法。
文字通り、まぶたを切開して切り込みを安定させて二重まぶたにする方法。
埋没法に比べてやり直しもきかなく、値段もちょっと高めです。
この2つの方法では費用や方法を比較すると埋没法を選ぶ方が多いことが分かります。
大体のお値段は?
・埋没法の費用の目安:8~15万円程度
・切開法の費用の目安:25~30万円程度
施術する医院によって大きく差があるため、最初は安い方に飛びつきがちですよね。
しかしちょっと待ってください。
安いという事は、まぶたに縫い付ける糸の質が悪い可能性もあります。縫い付ける医師の経験が浅いのかもしれませんよ。特に初心者さんは要注意です!
手術代が安い場合は、安い理由をしっかりと見極めて、後悔の無い選択をしてくださいね。
埋没法に比べて、切開法はしっかりした高額な外科料金を取られます。
切開法は、一度行うとやり直しがきかないといいますが、言い換えると「一生効果が持続する」という事でもあります。
なんどかやり直すことを見越している埋没法に比べて、一回の手術で一生二重を手にすることができると思えば、高額料金も受け入れることができますよね。
手術にかかる時間と、術後のダウンタイム目安

次は、手術にかかる時間を調べてみました。
施術する医院によって、また手術方法や使用する糸の種類、縫い付ける箇所の違いによって、手術時間は差が出てきます。
手術そのものにかかる時間で、実際はカウンセリングや術後の経過チェックなど、別途にかかる時間があることをあらかじめご了承くださいね。
■手術時間:5~20分
■ダウンタイム:2日~1週間程度
埋没法の手術にかかる時間は、5~20分と言われています。
埋没法は、まぶたに縫い付ける箇所を1~4か所と選ぶことができ、縫い付ける箇所が多いほどに自然な二重まぶたに仕上がるでしょう。
何か所縫い付けようとも、ダウンタイムは大体2日から1週間ほどと言われています。個人差はあるものの、週末を利用して手術をして、週明けにはぱっちり二重まぶたで出勤というコースも可能かもしれませんね。
人によっては赤みや腫れが続く場合もあるため、大体の目安と考えてくださいね。
■手術時間:30~40分
■ダウンタイム:1週間~2週間程度
切開法は、大体どの医院でも30~40分という手術時間のようです。
施術にかかる時間は平均的に長くなるものの、その後の変化を思えば簡単で短時間の施術ということができます。切開法は糸が残っているため、術後1週間ほどで抜糸に来院する必要があります。
腫れ具合などもその時に、良くチェックしてもらってくださいね。術後の腫れ、つまりダウンタイムは1~2週間が目安。
その期間を超えて腫れる場合は、医師に相談した方がいいでしょう。
二重整形は失敗する確率が高いの?
二重整形に限らず、生まれ持った体や顔に、外科的処置を行う以上、失敗はつきものだと考えてください。
失敗をする可能性は、常に付きまとうのです。
失敗してから「やらなきゃよかった!」では遅いのです。
手術を受ける前に、失敗の可能性や過去の失敗例にきちんと目を通し、万が一失敗したときの対処法も考えておきましょう。
埋没法の失敗例の口コミ
埋没法の失敗例の上位を占めるのは、「糸」に関するトラブルです。
- 「糸がまぶたを突き抜けて、眼球にゴロゴロと異物感を与える」
- 「縫い付けが甘く、糸がまぶたの表に出てくる」
- 「まぶたの内側に糸が貫通してしまい、視力が低下した」
- 「カウンセリングの時間が短く、糸の位置が思った場所と違った」
- 「糸が肌に合わず、術後2週間たっても赤黒くはれ上がっている」
このように、糸がきちんとまぶたの皮膚表面に縫い付けられていないと、まぶたの中の瞳や、まぶた表面に問題が発生します。
埋没法は一番人気の二重整形方法でもあるため、多くの医院が患者を受け入れています。
しかし経験の浅い医師や、糸のランクが悪い病院もあるため、格安手術には特に気をつけたいところですね。充分なカウンセリングをせずに、すぐに処置しようとする医者には気を付けてください。
切開法の失敗例口コミ
- 「まぶたの切開幅が大きすぎて、眠たそうな目になってしまった」
- 「術後の二重まぶたが大きすぎて、周囲にバレバレで恥ずかしかった」
- 「腫れが引いた後にじっくりとまぶたを観察したら、左右の眼で大きく差があった。」
- 「術後に、まぶたが重くて目が開きにくくなった。」
- 「3か月ほどは赤みや腫れが残って、周囲にはばれてしまった」
埋没法以上に医師のスキルを必要とするのが切開法です。切開法の失敗例のほとんどは、医師の腕の悪さと言っても過言ではありません。
切開法を選ぶ人の多くは、何度か埋没法を施術している、整形の経験者が多いと言われています。自分にベストのまぶたの幅が、おおよそわかっている上での切開法というわけです。
ところがカウンセリング時間や医師との話し合いが十分でないままに手術を行うことで、思うような結果を得られないケースもあるため、十分な話し合いをしたうえで、慎重に手術にのぞんでほしいと思います。
後遺症はどんな感じ?

では、二重整形による後遺症の種類と、それによって起こりうる生活の変化を見ていきましょう。
出来れば避けて通りたいところですが、手術を受ける以上、頭の片隅には入れておきたい知識でもあります。
失敗した時に残る後遺症の種類
- 視力低下
- 不自然なシワ
- 左右非対称なまぶた
まずは、埋没法の糸がまぶたを突き抜けて瞳を傷つける場合、単純に視力低下という後遺症が残ります。瞳を傷つけることによる一時的な視力低下で、糸を排除した後に視力が戻ればもうけもの。
低下した視力が戻らないこともあり得ます!
また、埋没法でも切開法でも二重まぶたの位置をあやまった場合、まぶたに不自然なシワが残る場合があります。
特に切開法では、一度でも手術すれば、まぶたの不自然な位置に横シワが残る場合があるのです。こればかりは一生ものと諦めるしかありません。
また、切開法で左右対称ではないまぶたを形成されてしまった場合も、その後遺症を一生受け入れていくしかありません。
切開法での失敗は、そのままのまぶたを一生持ち続ける覚悟が必要です。
後遺症によって生活がどう変わる?

例えば視力低下などの後遺症であれば、回復しようがありません。
その後、コンタクトレンズなり眼鏡なりを買って、一生生きていくしかないのです。
プチ整形として人気の高い二重整形ですが、そうしたリスクを常に抱えていることを忘れずに、慎重に行ってくださいね。
後遺症が残らないためにやるべき事
とはいえ、「美しくなりたい」という女性の欲求もまた止められないものです。
ある程度のリスクは覚悟しても、後遺症の残る確率を少しでも下げるべく、出来ることはしておきましょう。
手術前にやるべき事
- 担当医師の手術実績を調べる
- 施術を受ける病院の実績や症例数を調べる
- 特に過去の失敗例があるかどうかネットで口コミを徹底的に調べる
- 埋没法の場合は使用する糸の種類を調べる
- 埋没法の場合は、縫い付ける箇所がまぶたを貫通しない方法(LS法)を選ぶ
- 万が一失敗した際の対処法あらかじめ調べる
- 手術前に抱える不安を、医師としっかりと話し合えているか、考える
- カウンセリングの際に医師とのコミュニケーションをとる
大切なのはカウンセリング?!

「カウンセリングでもっと話し合っておけばよかった」と後悔する方も多いのです。
大切な自分の顔。生まれ持った一重に不満はありつつも、傷をつけることに相応の覚悟をもって挑んだ二重整形。
万が一失敗したら…
後遺症が残ったら…
このように心配して、なかなか手術に踏み込めない人もたくさんいます。大切な体なので、大いに悩んで迷って、考えた末に手術を断念してもいいのです。
しかし術後の結果に満足がいくかどうかを左右する指標として、「カウンセリング」が挙げられます。
疑問質問があったとしても、医師の方が手術を急いでくるケースも、割と多く聞かされます。
特に安い手術代の病院では、カウンセリングの時間を十分にもうけてくれないことが多く、医師に自分の希望などを伝える余裕もなく、十分に意思疎通が図れないまま失敗となるのです。
- カウンセリングの時間
- 施術内容の説明が十分であるかどうか
- 不安や疑問が残らないカウンセリングであったかどうか
口コミやネットでの情報、そしてカウンセリングでの対応でも安心して任せることができる病院であるかチェックすることができます。
カウンセリングが不十分で、自分の話をよく聞いてもらえなかったと思ったら、その時点で手術を断って別な病院にするといいでしょう。
逆に、カウンセリングに満足いけば、不安を抱えても思い切って手術に踏み込んでいいと思います。
後遺症が残ったら、医師を訴えることができる?
以前、術前に比べて術後に視力が著しく低下したとして、施術を受けた病院を訴えた患者がいました。
術前の視力は2.0。術後の視力はなんと0.04にまで下がったというから驚きです。
手術の影響で両目に角膜潰瘍を起こして、術後に訴えたにも関わらず、適切な処置を施されずに、結果視力低下を招いてしまったという残念な例です。
「病院が適切な処置を行わなかった」として、裁判所は2750万円の賠償を命令しています。
つまり、訴えた患者側の完全勝利です。完全勝利したとしても、失った視力が戻るわけではありません。
お金よりも価値があるものとして、視力やまぶたの美しいラインなどを損なわないように、事前に出来ることはしておきたいところですよね。
まとめ
二重整形は埋没法など美容医療の進歩によって、整形を受けやすくなっています。
しかし、体にメスや異物を入れるのですから、リスクや副作用があることを十分に理解しておく必要があります。
二重術を受ける場合には、自分に合った方法で納得した病院選びを行ってください。
ただ安いからなどと言って決めるのではなく、気になる病院をしっかり調べたりカウンセリングを受けたりして、慎重に選んでいきましょう。